突如としてにわかに湧いて出た「夏休み廃止」という噂。
「え?どういうこと?廃止?」と大混乱している方もいるかと思います。
この暑さの中夏休みが廃止なんて有り得ないでしょ・・・と。
嘘なの?ほんとなの?デマ?誰が決めたの?
などなど気になることも多いでしょう。
そこで今回は夏休み廃止の噂について、
- 夏休み廃止は嘘か本当かどっち?デマなの?
- 夏休み廃止は誰が決めたの?
- 夏休み廃止は高校生も対象?
- 夏休み廃止は何県でいつから?
などの項目でご紹介していきたいと思います!
夏休み廃止は嘘か本当かどっち?デマなの?
結論からすると、今の時点では、嘘であり、デマだと言えるでしょう。
とある民間法人が行ったアンケートの結果が広まり噂が広がったと思われます。
「夏休みになると支出が増える」とか「生活が困窮する」というような回答もあったようで、そういった意見も出たことから、夏休みが廃止になってしまうのでは?というデマが独り歩きしたようですね。
廃止という情報自体はデマですが、短くなることは学校によっては今後ありそうです。
全国的に夏休みが廃止されるという話は現時点では確認されていません。夏休みの期間を短縮する動きはあるものの、完全に廃止されるということはないと今の時点では言えそうです。
つまり、今の時点ですぐに夏休みが廃止になるということは、まず無いということですね。
日本の学校の夏休み制度の歴史は古くて、実は1881年(明治14年)に文部科学省(以前の文部省)が「夏季休業日」を定め、後に夏休みとして広がったようです。
そもそも、夏休みというもの自体は、欧米の国々を参考にしたというのが通説のようですね。
欧米では秋から春にかけて晴れた日が少ないことから、夏は太陽の日差しをたくさん浴びるべきだという考えがあったそう。
そして、欧米では新学期が始まるのが9月で、そこで学年が切り替わるので、長い休みを取るには良かったようですね。
当時、日本は欧米の教育を取り入れて日本をよくしようという考えがあり、同じ時期に夏休みを
取り入れたということが始まりのようです。
そんなに長い歴史があるものを、一朝一夕で廃止にするということは考えづらいですね。
では、一体この夏休み廃止、誰が決めたのでしょうか。
見て行きましょう。
夏休み廃止は誰が決めたの?
前述したように、夏休み廃止ということは、何も決定していません。
つまり誰が決めたということではないわけです。
現在の総理大臣、岸田総理が決めたわけでもなく、文科省の大臣が決めたわけでもないわけですね。
そもそも、夏休みの期間、冬休みの期間、春休みの期間というのは、実は自治体によっても違いがあるんです。
例えば、暑い地域であれば、夏休みは少し長め、でも寒冷地であれば、今度は冬休みが長めというように、その地域に合わせた期間になっているわけです。
昨今は猛暑の影響で、公立の小中学校も含めてエアコンが完備されている学校が増えたので、2学期の始まりが以前のように9月1日でなく、8月の3週目くらいからスタートする学校も出てきています。
つまり、自治体によってそのあたりは、期間のずれがあるということです。
ところで、小中学校は義務教育なので、一律で基準が設けられているケースは多いと思いますが、高校生は義務教育ではありません。
高校生も対象なのしょうか?
見て行きましょう。
夏休み廃止は高校生も対象?
ご紹介してきているように、夏休み廃止ということ自体が、現時点では何も決定していません。
自治体によって期間のずれもあることもご紹介しました。
もし、廃止ということになったとしても、それは学校側に委ねられることになるのではないでしょうか?
小学校や、中学校のように義務教育ではないので、学校側の方針によっても違いが出てきそうです。
進学校なら、夏休みを設定しないなんていうところも出てきそうですが、とはいえ、学校の夏休みというのは児童や生徒だけのためというわけではないんです。
学校の先生にとてもこの夏休みというのは重要なこと。
教員は「研修」も仕事として義務づけられています。
普段は出勤したら朝から夕方まで授業や部活指導で終わってしまう。
そして帰宅すれば、教員としてではなく、家のこともしなくてはなりませんよね?
だいたい10年毎に学習指導要領が変わり、教科書の中身、教えるべき項目、指導方法というのは変わり、まったく同じ教授項目でも指導方法は数年ごとに改定されてそれに従わなければならないという状況。
つまり、夏休みを含め長期の学校休業日に研修などを集中的に行うのが先生の生活なわけです。
さてでは、この夏休み廃止、一体どこの件で実施されるのでしょうか?
夏休み廃止は何県でいつから?
もう皆さんおわかりのように、どの県においても、つまり全国的に夏休み廃止されるということは、決まっていません!
あくまで「そういう議論も出ている」ということだけです。
毎年毎年、最高気温が更新される昨今の日本の夏。
子供たちにとっても、過酷ですよね。
熱中症対策に気を付けないといけないから、休み時間には外で遊べない、体育の授業が外でできない、室内であっても熱中症のリスクがあるから体育館でも実施しない、屋外プールの授業すら中止になってしまうというこの状況は、もはや以上です・・・。
今後もしどこかの件で、夏休みが廃止という議論が出たとしても、完全撤廃ということは、考えにくいのではないでしょうか?
まとめ
さてここまで、夏休み廃止について、噂は本当なのか、嘘なのかなどについてご紹介してきました。
突如話題になった「夏休み廃止」という情報。
現時点では何も決まっていないということをご紹介してきましたが、今後についてはわかりません。
ですが、夏休みの短縮ということは出てきても、なくなるということは考えづらいかなと思います。
過酷な日本の夏を乗り越えるためには、やはり夏休みは児童や生徒にとってだけでなく、日々教育現場で奮闘する先生にとっても大事なお休み期間でもあります。
確かに夏休みになると、家事は増えるし、子供の宿題を見たり、自由研究などの課題も親御さんとしては頭の痛いところですよね・
とはいえ、子供たちにとってはやっぱり特別なお休みなわけで、毎日健康で、元気に次の学期まで過ごせるようにするというのが、保護者としての役割なのではないかなと思います。
新しい情報が入りましたら、随時更新しますので、ぜひまたチェックしてみてくださいね!
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